考え方

日本における時間の厳密さとルーズさを考える【周囲からの信用を得たい日本人】

日本人は時間に厳密である

「日本人って時間に厳密な国民ですか?それともルーズな国民ですか?」

と外国人の方に聞かれたらあなたは何と答えますか?

 

「電車は決まった時間にちゃんと来るし、始業時間はちゃんと守る人が多いし、時間に厳密な国なんじゃないの?」

そう思いますよね。

私もそう思う一人です。日本という国は時間に厳密な国だと思います。

 

ではその根拠の1つである「電車が決まった時間に来る」はいつからそうなのでしょうか。

 

「日本人の悠長さといったら呆れるくらいだ」

これは、幕末、長崎海軍伝習所教官として派遣されたオランダ海軍のヴィレム・カッテンディーケが書き残した記録『日本滞在記録抄』の一部です。

昔の日本人はルーズだったことがうかがえます。

現代の日本人の時間への厳しさは、明治から猛スピードで進めてきた現代的工業社会への過剰な適応からきたのではないか、と分析されることが多いようです。

 

でもルーズなところもありますよね?

ただ、ルーズなところもありますよね?

例えば、

❶終業時間にルーズ(=残業が多い)

❷会議時間にルーズ(=予定通りに終わらない)

 

この2つが異常にルーズだと思いませんか?

❶終業時間にルーズ(=残業が多い)については、サラリーマンの方は実体験されていますよね。

仕事が多いということもありますが、「先輩が残っているから自分も残らないと。。。」という変な同調圧力もあります。

 

また、❷会議時間がルーズ(=予定通りに終わらない)もたびたび経験しませんか?

わざと終わらせないようにしてるのかなと思うぐらい予定通りに終わりませんよね。

 

和をもって貴しとなす?

このようなルーズに見えるところについて、日本人の「和をもって貴しとなす」の文化があると考えています。

「和をもって貴しとなす」とは、聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉で、

何事をやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良いということですね。

 

終業時間にルーズ(=残業が多い)、会議時間がルーズ(=予定通りに終わらない)は、職場の人や会議にいる人に合わせているからなんですよね。

 

始まりの時間では、集団から悪い印象や評価を持たれないよう、決められたスタートの時間を正確に守ろうとする。

(=日本人は時間に厳密である)

でも、終わりの時間では、時間の正確さより集団メンバーとの信頼関係を優先しているのです。

(=でも、ルーズなところもある)

 

つまり、日本人が一番気に掛けているのは、周囲や集団からの信用を得ることなんですね。

 

まとめ

ということで、日本人の時間の厳密さとルーズさについて考えてみました。

一見矛盾した行動結果ですが、「周囲や集団からの信用を得たい」という視点からみると

合理的だったというお話しでした。

 

参考書籍

地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人
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