就職 未来予想

地方銀行(地銀)への就職はやめたほうがよい【衰退が見えている】

この記事では地方銀行(地銀)の将来について考えます。

20年ほど前までは、上京した大学生が地元に戻って就職する際に人気のところは「県庁」と「地方銀行(地銀)」でした。

しかし、この「地方銀行(地銀)」について存続が危ぶまれている事態になっており、

「地方銀行(地銀)への就職はやめたほうがよい」と考えています。

なぜそのようなことが言えるのか、説明していきます。

 

銀行の基本的なビジネスモデル

銀行のビジネスモデルは、以下の通りです。

①貸出業務

貸出業務とは、

①個人や企業から預金という形でお金を預り、

②集めたお金を個人や企業へ貸し出し、その際の貸し出し金利によって利益を得る

というビジネスモデルです。

 

②資金運用業務

資金運用業務とは、個人や企業から集めた資金を使って、国債などの債権や株式を購入し、利益を生み出す業務のことです。

利益の一部を預金者や投資家へ利息という形で還元します。

 

銀行の種類

都市銀行(メガバンク)

大都市に本店を構え全国各地で銀行業務を行います。取引先は大手上場企業が中心で、海外にも業務展開を行っています。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループがメガバンクに該当します。

 

地方銀行

地方都市に本店を構え、地域に密着し経済を支える役割を担います。

取引先は地元の中小企業が中心です。

日本には地方銀行が64行あり、その中でも資産規模が大きな横浜銀行・千葉銀行・静岡銀行を3大地銀と呼ばれます。

さらに常陽銀行・京都銀行・福岡銀行を加え6大地銀と称されることもあります。

6大銀行のなかでは、2014年に横浜銀行は東日本銀行と経営統合しコンコルディアファイナンシャルグループとなり、日本最大の高域地銀グループへと進化しました。

また常陽銀行は足利ホールディングスと経営統合し日本3位の広域地銀グループに成長しました。

 

第2地方銀行

地方銀行と同様、地方都市に本店を構え、地域に密着し経済を支える役割を担います。

取引先は地元の中小企業が中心で、もともと相互銀行だったところが多いです。

日本には第2地方銀行が38行あります。

 

外資系銀行

日本国外に本店を構え、日本国内に支店を持つ銀行のことをいいます。

 

その他銀行

店舗を持たないインターネット専業銀行、コンビニや商業施設を中心に展開する流通系銀行(イオン銀行)などを指します。

ゆうちょ銀行もここに含みます。

 

地方では銀行のビジネスモデル(貸出業務)が成り立たない

2018年金融庁から、ある報告書が公表されました。

報告書のタイトルは「地域金融の課題と競争のあり方

この報告書を読むと、地方では銀行のビジネスモデル(貸出業務)が成り立たないことがわかります。

具体的には、以下の部分。

 

2016 年3月末のデータを用い、「各都道府県で本業(貸出・手数料ビジネス)の収益が、2行分の営業経費の合計を上回るか」という簡易な競争可能性の試算を行うと、
○ 2行での競争は困難であるが1行単独であれば存続可能な都道府県が 13、
○1行単独であっても不採算な都道府県が 23
存在することが示される(図表 22)。

このような地域では、今後、金融機関の撤退や淘汰が生じる可能性が高い。

もっとも、これらの地域でも、隣県等を含めて広域で考えると競争が成立する地域も存在する。

 

 

金融庁は、銀行の監督官庁です。

その金融庁からこのような報告書が出たことが非常に衝撃的です。

上記の地図の赤の地域は1行単独でも無理と言っているのです。

これは、少子高齢化を背景とした地方の企業数の減少による資金需要の減少が大きな要因です。

 

地域金融の課題と競争のあり方」より

このような資金需要の減少はこれからの続きます。

ですので、地方をターゲットとしている地方銀行の経営環境は非常に厳しいと言わざるを得ません。

そのため、「地方銀行(地銀)への就職はやめたほうがよい」といえるのです。

 

では、どこに就職すればいいの?

それでは、どこに就職するのが良いのでしょうか。

私は「将来成長する業界」に就職するのがよいと考えています。

なぜならば、業界が成長していけば、それに連動する形で給与も上昇していくからです。

業界が衰退していく中では、頑張っていても給与は落ちていきます。

それはエスカレーターを反対方向に進むことと似ています。止まっていると少しずつ衰退するのです。

そうではなくエスカレーターと同じ方向に進みましょう。

つまり、成長している業界に就職するのです。

 

私が一番成長すると思っているのは、IT業界、特にエンジニアです。

なぜならば、テクノロジーが日進月歩で進化する事態において、エンジニアの需要はどんどん増しているからです。

平成31年4月に経済産業省から工場された資料「IT人材供給に関する調査」では、IT人材は2025年に36万人・2030年に45万人不足するといわれています。

では、どのようにすればエンジニアになれるのでしょうか。

 

私は以下の2つのスクールをお勧めします。

①プログラミングスクールSkillHacks

SkillHacks(スキルハックス) は、Webアプリケーション開発を学べるオンラインプログラミングスクールです。

動画でプログラミングを教えているため、場所や時間にとらわれず学ぶことができます。

 

こんな方におすすめです。

・エンジニアを目指す第一歩を踏み出したい。

・プログラミングに興味があるが何から学んでいいかわからない

・Webアプリケーション開発をやってみたい

・以前プログラミングに挫折した

・手頃な価格でメンターをつけたい

 

気になる方はこちらからどうぞ。

②CodeCampGATE

CodeCampGATEとは、オンライン・マンツーマン指導のプログラミングスクールを運営している CodeCampが運営するサービスで、

未経験から最前線で活躍するエンジニアを目指します。 基礎学習を2ヶ月、実践開発を2ヶ月で即戦力を目指す計4ヶ月のコースです。

こちらもオンライン学習のため日本全国どこからでも、エンジニアの転職が目指せます。

Web系のエンジニアとして活躍することを目指す方におすすめです。

気になる方はこちらからどうぞ。



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