経営

SCP理論を知って、完全競争から離れる差別化戦略をたてよう

今回の経営学の教養のテーマは「SCP理論」です。

SCP理論といえば有名な「マイケル・ポーターの競争戦略」が頭に浮かぶかと思います。

SCP理論を知って、利益を得るためにどのような戦略を企業はとるべきなのか考えてみたいと思います。  

今回のテーマについて教えてくれるのは、入山章栄(いりやま あきえ)さん著書の「世界標準の経営理論」の第1章「SCP理論」の部分です。

早速中身を要約していきましょう。

 

【要約】「世界標準の経営理論」 第1章「SCP理論」

SCPとは、structure(構造)ーconduct(遂行)ーperform(業績)の略称です。

この理論では、高い超過利潤を得たい企業に重要な戦略は「差別化戦略」であり、「自社のグループの企業数が少ない方が、そのグループが独占状態に近づくから超過利潤が高まる」としています。

ポイントは、いかにして競争環境を完全競争(※1)から乖離させるかということである。

SCP理論では、「企業レベルでの戦略的な差別化→企業グループ間での高い移動障壁→少数の企業がグループを支配」というロジックで競争環境を完全競争から乖離させることができると提示しています。

※1 完全競争の条件

条件1-市場に少数の小さな企業がいて、どの企業も市場価格に影響を与えられない

条件2-その市場に他企業が新しく参入する際の障壁がない。その市場から撤退する障壁もない

条件3-企業の提供する製品・サービスが同業他社と同質である

条件4-製品・サービスをつくるための経営資源(技術・人材など)が他企業にコストなく移動できる

条件5-ある企業の製品・サービスの完全な情報を顧客・同業他社が持っている

 

完全競争から離れるための差別化戦略を考えることが重要

製品・サービスを販売するとき、その製品・サービスをいかに差別化するかという話はよく議題として挙がる。

差別化とは、完全競争の条件を崩すということと同義であり、このことはよく覚えておきたいですね。

「世界標準の経営理論」の第1章「SCP理論」では、フェイスブックなどのプラットフォーマー企業が例として取り上げられています。

これら企業は、利用者が一定数を超えて生まれるネットワーク効果(ユーザーにとって、他の人が同じ製品・サービスを使うほど、そのユーザー自身も使う効用が高まる)により独占的地位を確立しており、その独占状態が簡単に揺らぐことはありません。

そのため、これら企業に対抗するには大幅な差別化を図り、新たなグループで独占を図っていくことが望ましいと述べています。

インスタグラムはその例です。

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