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トンチン保険ってなに?仕組み・メリット・デメリットを徹底解説【長生きリスクに対応】

トンチン保険ってなに?

人生100年時代。

長寿化が進む日本では、老後資金の確保のニーズが非常に高まっています。

そこで、検討したいのが「トンチン保険」と呼ばれる保険です。

 

トンチン保険は、「トンチン年金」とも呼ばれ、長生きするほど多額の保険金(年金)が受け取れる保険商品をいいます。

17世紀のイタリア人銀行家ロレンツォ・トンティが考案したとされる保険制度に由来します。

 

トンチン保険の仕組み

トンチン保険は、終身でもらえる年金

トンチン保険は、年金受取時までの解約返戻金を押さえることで、長生きするほど年金が多くもらえる仕組みです。

一般的には、損益分岐点(支払保険料総額 < 受取年金 となるとき)が90歳前後になっている商品が多いです。

(画像出典:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22500020Q7A021C1PPE000/

 

トンチン保険のメリット・デメリット

メリット

メリット1:長生きすればするほど、支払保険料よりも多くの年金をもらえる

トンチン保険は、亡くなるまでずっと年金を受け取ることができる制度です。

亡くなるまで年金を受け取ることができるということは、長生きすればするだけ多くの年金を受け取ることができるということです。

 

払い込んでいる保険料は一定で変わらないので、長生きするだけ保険料に対する受給額の割合が大きくなり、得をする結果になります。

まさに、トンチン年金は、長生きリスクに対応した商品だといえますね。

 

メリット2:早くに亡くなっても年金を受け取れる商品がある

本来のトンチン年金は、完全な「掛け捨てタイプ」の年金制度です。

つまり、年金を受け取る前に被保険者が亡くなってしまうと、遺族には年金が支給されません。

 

しかし、日本におけるトンチン性の個人年金保険の場合、数年分の保証期間がついているタイプの保険商品が多いです。

例えば、5年分の保証期間がある場合、被保険者が早くに亡くなっても5年分の年金は受け取ることができます。

 

保証期間には、5年・10年など商品によって異なるため、加入時に必ず確認しましょう。

 

デメリット

デメリット1:平均寿命を超えて長生きしないと元本割れする

トンチン保険の損益分岐点(支払保険料総額 < 受取年金 となるとき)は、平均寿命よりも高く設定されています。

そのため、平均寿命よりも長生きしなければ、元本割れしてしまいます。

受け取った年金の合計額が支払った保険料を上回る損益分岐点は、男性でおよそ88~92歳女性でおよそ93~95歳です。

損益分岐点は、商品によって異なるため加入時に必ず確認しましょう。

 

デメリット2:インフレすると、実質的な受取額が目減りしてしまう

受け取る保険金額は一定ですので、物価が上昇(=インフレ)すると実質的な受け取り額は目減りしてしまいます。

逆に物価が下落(=デフレ)すればメリットが出ます。

ただ、数十年間の超長期でデフレし続けることは考えにくく、インフレ時のリスクが大きいといえます。

 

トンチン保険の選び方

損益分岐年齢が何歳なのか

トンチン保険に加入する際には、損益分岐年齢(支払保険料総額 < 受取年金 となるとき)が何歳の時になるのかを確認することが大切です。

多くの商品の損益分岐年齢は、男性でおよそ88~92歳、女性でおよそ93~95歳です。

 

99歳時の返戻率をみる

トンチン保険を選ぶ際は、99歳時の返戻率(受取保険金額 ÷ 支払保険料)をみると、その商品のお得度がわかります。

なお、基本的に平均寿命の短い男性の方が、女性よりも99歳時の返戻率が高くなります。

そのため、夫婦間で年の差があまりない場合は夫が加入したほうがよいとされています。

 

自分にあった保険は人それぞれ。保険は保険のプロに相談しましょう。

トンチン保険について理解できたところで、具体的にどのような保険に入ったらよいでしょうか?

1人で考えるのはなかなか難しいですよね。

 

そこで活躍するのが、プロの意見です。

どの商品が最適か分からない人や、ご自身やご家族にとって今後必要となる保障を手に入れたい人は、保険のプロがいる保険相談所を利用してみることをおすすめします。

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